広い丹沢山塊の中で、多くの登山者が訪れる塔ノ岳、大山、鍋割山、表尾根、それらの起点となる大倉、ヤビツ峠などは秦野に位置します。
私たちは丹沢、特に秦野の山々が好きで多く足を運び山岳スポーツを楽しんできました。
山岳スポーツの中でも、スカイランニングというスポーツの中央競技団体である日本スカイランニング協会(JSA)の設立目的の一つに「地域スポーツ」があり、地域に根差したクラブチームを日本各地に作り、地域貢献しながら競技を普及させていく考えがあります。そこで、有志の仲間で集まりSC丹沢秦野を立ち上げました。
秦野という地名が入ったクラブ名ではありますが、中心になって立ち上げたメンバーは秦野出身でも在住歴が長いわけでもなく、秦野の山々が好きな有志です。地域を代表して、とは言えない始まりですが、通わせてもらう立場で地域に密着したクラブ活動をしていきます。
修験道、民間信仰、国体神奈川大会、賑わう一般登山、様々な面を持ってきたこの山域には色々な考え方や山との向き合い方がある中で、私たちは山岳「スポーツ」の文化を根付かせていきたいと考えています。街や村から山の頂へ、空に向かって最短で駆け登る姿はこの急峻な山々にとても似合います。
丹沢、秦野の魅力を年間を通して発信し、より山を楽しみ、人生を楽しめるよう、たくさんの方の力をお借りして活動してまいります。
2018年4月